はるぱり・そんぐす🎈

東京パリカのブンガク恋慕 はるぱり XII? 

よち

暮らしのパターンがちいさくまとまりすぎて

そこに他人の入る余地がなくなってしまったような気がして

自分はこの先だれとも暮らすことはできないのかも知れないとおもい

こわくなったのは

パリの国際大学都市での共同生活の三年間を経て

五区のアパルトマンで暮らしはじめてほどなくのことだったとおもうから

三十過ぎてすこし経ったくらいのころか

 

ときどき市場でりんごをいくつもかってきて

並べた

フランスのりんごは小ぶりのものが多くて

種類も豊富でかわいい

値段は安い

 

大ぶりのフジもある

 

好きなものをいくつもえらんで

並べていた

今おもえば潜在的にこわくなっていたきもちを

やわらげていたのかもしれない

 

 

あれから十年が過ぎたんだ

 

 

広告を非表示にする