はるぱり・そんぐす🎈

東京パリカのブンガク恋慕 はるぱり XII? 

単独者の日常茶飯事(8)

無駄なうごきをふくむあらゆる暮らしのパターンがひょっとすると定まりすぎているのではないのだろうかと感じたとたんそこにそこにというのは自分の一人きりの暮らしにということだけれど何かほかのものが入る余地がほんの少しもないのではないかとふとおもいあたってそんなふうに生きていた自分と自分のこれからにぞっとしたのは三十代になったばかりの頃だったかなパリの狭いアパルトマンのベッドに腰掛けて部屋ぜんたいをぼんやり眺めていたときのことでした

 

今の部屋よりも日当たりのよい部屋でそれはよかったけれどおもえばなんの変哲もない単独者の孤独が極まる瞬間というのはああいうときのことなんじゃないかな