はるぱり・そんぐす🎈

東京パリカのブンガク恋慕 はるぱり XII? 

ゆっくりのおわりとはじまり

春の嵐でついにほとんどの桜が散ったけれど

桃の花はまだたくさん丸々としたのが残っているし

チューリップも花びらを少しは乱してカールしていても

風になぎ倒されたままにはならずにぴんと立っている

 

 

ピンク色から黄緑色への変化

ゆったりとした春の混ざりあう色彩

 

うつろいながらよりそうきもちが

いっきに芽吹く新緑の活力を

まぶしくみあげ

 

影も木もれ日も空も

 

 

ゆっくりと流れる時間にただよっている

 

生まれたばかりの季節が

うっかりまどろんでしまわないように

ときどき巻きあがる風は

すっとんきょうにつよく

 

木から落ちてゆく小さな粒を

あちこちにぶつからせる

一方から他方へ

ついにうつろいはすぎて

つぎの季節のうつろいまで

 

新しい季節がゆっくりと

すすんでゆくようにと