はるぱり・そんぐす🎈

東京パリカのブンガク恋慕 はるぱり XII? 

大家さんの庭(2)

大家さんは犬と暮らしている。まえの犬が死んで飼いかえても、名前はかえなかったようだ。家賃を払いにいくときに、玄関に並ぶ犬の写真たてにはりつけられたシールにある色あせた文字からわかった。
まえの犬はいまとはちがう、柴犬だったようで、庭には犬小屋がある。日に焼けきって干からびてみえるブルーの屋根のしたにある入口は、閉じられていて、あるときふと気づいたのだが、そのさびしげな扉には、黒いマジックで書かれた「空き家」の文字がある。ぐるりと丸く囲む線もその三文字も、色あせて、見るとなんともさびしいのに、微笑をさそうところがある。

大家さんの庭

物干し竿を渡ってつらなる大家さんの奥さんのおパンツの豪快さがかわいい。

 

豪快でかわいいというのはよい。

 

きょうはお天気。

更新が(11)

更新が

またおいつかなくなってきた

すみこさん(5)

すみこさんは、とても小柄で、細くて、人形のような体格で、あまりたくさんは食べない人だったけれど、甘いものは大好きだった。

一緒にカフェにいくと、かならずデザートを一つたのんで、一緒にたべようと言う。すみこさんもうれしそうだし、わたしも甘党だけに、うれしかった。

すみこさん(4)

わたしがパリに来て知り合ったすみこさんは、すでにすぐれたバレエの伴奏者として生きている人だった。

すみこさん(3)

すみこさんはバレエの世界をめざして八十年代のはじめに若くしてパリへ旅立った。かのじょの旅は、しんでなお、つづいているような気がしてしまう。

 

すみこさん(2)

すみこさんは

わたしの一人暮らしのアパルトマンからすぐのところに住んでいて、定期的にまねいてくれた。